『食でととのう~サウナ好き管理栄養士が思うととのいとは~ vol.21』

管理栄養士  ~1日10,000歩・週1の運動でととのう~

今月は「歩く」「走る」という、とてもシンプルなテーマでととのいに向き合いました。

まずは自分に優しい緩めの目標づくりから再スタートすることにしました。

◎なぜウォーキング・ランニングを始めたのか

実は運動をした背景にはひとつ大きな理由があります。

それは………昨年の健康診断で、まさかの 中性脂肪「C」判定という、管理栄養士らしからぬ結果です。食事で制限すべきと分かっていても、どうしても大好きなカレーだけは我慢できない。そこで、「食事を削るくらいなら動こう」と考え、まずは軽い運動から生活を立て直すことにしました。

◎ 週1回のウォーキング&ランニングという「続けられる」目標

先月は継続できなかった運動。その反省を踏まえ、今月は毎週土曜日だけ運動するという、かなり優しい設定にしました。

土曜日の昼から夕方、河川敷へ行き30~40分のウォーキング+ランニングを往復で交互に実施。「キロ数を決めない」「スピードを気にしない」この2つを意識して、ただ一定の距離を、自分のペースでゆっくり動きました。

計4回を通じて感じたのは、「継続できた」という達成感そのものが、大切だということです。

無理して頑張るのではなく、「できた自分を積み重ねる」ことで、心の負担が減り、気持ちもととのいました。

◎ 土曜日以外は「1日10,000歩」を目指す生活へ

平日はなかなか運動の時間を作れないため、とにかく歩くことを習慣化することに。

スマートフォンの歩数計を見る習慣により

★1万歩に届かなそうな日は、1駅前で下車

★できるだけ階段を使う

★用事は歩ける範囲なら徒歩移動

など、できる範囲で「歩く」選択を増やすことができました。

その結果、

「歩くこと」が面倒ではなくなり、むしろ調子を整えるスイッチになりました。

◎ ウォーキングの健康効果って?

一般的にウォーキングは「地味だけど最強の運動」と言われるほど、多くのメリットがあります。

  • 血流が良くなり冷え改善につながる
  • 自律神経が整いやすくなる
  • 睡眠の質が向上
  • ストレス軽減
  • 体脂肪燃焼の効率アップ
  • 心肺機能の向上
  • 便通の改善

運動習慣がない人でも始めやすく、長く続けやすいのが最大の強み。

「疲れる運動」より、「続けられる運動」の方が心と体が整うということを、今月あらためて実感しました。

◎運動後の疲労回復には温冷交代浴を取り入れて

ウォーキングやランニングで疲れた体は、温冷交代浴で効率よく回復させることができます。もし家にシャワーしかなくても、「少し熱め → 少し冷たく」の繰り返しで血流が刺激され、筋肉の疲労回復に効果的です。
さらに、入浴剤を使うならツムラさんの「くすり湯」がおすすめ。温まった体が心地よくほぐれ、入浴後の疲労感が驚くほど軽くなります。

◎運動と合わせて摂りたい栄養素

せっかく歩いたり走ったりするなら、取り入れるとより効果的な栄養素があります。管理栄養士目線で、自然に摂りやすいものをまとめました。

① マグネシウム

ウォーキング後の筋収縮や回復に欠かせないミネラル。足のつり予防・睡眠の質向上にも関係しています。

② 鉄分

息切れしやすい、疲れやすいタイプの人は鉄不足のことがあります。

特に女性は月経で減るため、運動効率が下がりやすくなります。

③たんぱく質

言わずもがな、筋肉の材料。朝にヨーグルト・豆腐、夜は魚や鶏肉など少しずつ高たんぱくを意識すると疲れにくくなります。

◎ 今月のととのいスポット:野方「たからゆ」

帰省で北海道に行った番外編……ではなく、今月は東京での懐かしい場所へ。上京して最初に住んだ中野エリアを思い出巡りも兼ねて訪れました。中野駅から野方までは約30分の道のりで、ほどよいウォーキングにもなる距離だったので、もちろん歩いて向かいました。

たからゆの魅力は、まずオートロウリュ付きのサウナ。定期的に蒸気が広がり、じんわりしみ込む熱が心地よく、しっかり温まりたい方にはぴったりです。サウナ後の外気浴は 半露天スペース。今の季節のひんやりとした空気がちょうどよく、火照った体を優しくクールダウンしてくれます。

さらに浴室内は、バドガシュタイン鉱石の効果でマイナスイオンが満ちた癒しの空間。空気が柔らかく、深呼吸するたびに心がほどけるようなリラックス感があり、全身が軽くなる心地よさを味わえます。

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◎ 今月のまとめ

食・サウナ・睡眠。これまでさまざまなテーマで「ととのう」を考えてきましたが、今月は基本に立ち返り、「歩く・走る」というシンプルな行動の力を再認識しました。特別なことをしなくても、ゆっくり歩くだけで、気持ちがとてもスッキリしました。これは、一生続けられる「自分のメンテナンス法」だと感じています。少しずつ、できる範囲で、自分のペースで整えていきましょう!

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